【最後の日のこと。】

ラヴくん


1月8日

朝から血便

すでに便ではなく血と水を出し続ける


1月9日

午前病院へ点滴と吐き気どめ

インスリンも3単位


同日17:30 

再び病院へ血と水は止まらず

点滴のみ

すでに体に力はなく

「もしこれ以上良くなる見込みがないのなら、苦しめたくないので安楽死も」と伝える


ずっと診察していただいた女性の獣医師さん

「残り時間が少ない中、死を早めてもわずかな時間です。

ラヴくんのタイミングで逝かせてあげてください。」

決して感情を表すことがなかった彼女の一筋の涙。


泣くことがない自分も、初めて泣きました。

泣けばラヴくんが逝ってしまう気がして。

すぐそこまで来ている死を決して受け入れようとせず、

認めようとせず、

生き続けることを信じようとしていました。

そこにある死の影を感じていたのに。


助けてあげれなかったことをラヴくんにお詫び。


帰り際

「私が車まで運びます。」と獣医師さん。

彼女とラヴくんの最後のお別れだったのかもしれません。


病院から自宅までずっとラヴくんに謝っていました。


1月10日深夜

血と茶色い液体を垂れ流しながらも必死に生きようとするラヴくん。

パパとママを最後まで見ていました。

最後の瞬間は小さな叫び声をあげ、伸びるようにして逝きました。


名前を呼んでも起きるはずもなく、

ただただ涙が出て。


妻と二人で、体をきれいにしてお別れしました。


ここに書くことも辛いのですが、

自分への戒めとして。


尊い命を預かっている

人間が犬をペットにしているなんて

もしかしたら思い上がりなのかもしれません


苦しい、苦しい1ヶ月

ラヴくんが一番苦しかったことでしょう。

メラノーマから1年。


これからは楽しかった時間を思い出そうと。


書くことさえ躊躇われる最後の時間。

学べ、学べと今でも自分に言い聞かせています。


今も心折れそうになる自分を励まし続けています。


ラヴくんの存在が今も自分を支えてくれてます。

ありがとう。


もう一度抱きしめたい


たくさんのお花の中のラヴくん。

今でも声が、姿が。

そこにいるような気がして。





追記

お花や素敵な贈り物、メッセージありがとうございました。

そのおかげで心が楽になりました。

ありがとうございました。

ブログ、SNSはしばしおやすみを頂きます。

もう少し詳しく書こうと思ったのですが、辛すぎて悲しくて、書くことができませんでした。


さぁ次に進もう、悲しみとともに。








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シュナモヒカン部「ラヴくん」と「ちくわくん。」。シュナモヒカン部のブログなど。

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